ミラーレス一眼で購入すべきSDカード

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ミラーレス一眼で購入すべきSDカード

 ミラーレス一眼をお使いの方、SDカードは何を使っていますか?多分SDXCカードを利用していると思います。SDHCカードを持っている人はいても使っている人はいないのではないかと思います。えっ、SDHCカード?SDXCカード???SDカードと違うの?
 SDカードは、容量によって「SD」「SDHC」「SDXC」の3つの規格に分けられていています。最大容量は、SDが2GB、SDHCが32GB、SDXCが2TBとなりますが、初心者の方はすべてSDカードでもいいかと思います。

 ここでは最新とは言わないまでも最近のミラーレス一眼で使用するSDカードということで話を勧めたいと思います。

 SDカードを選ぶときに確認すべきは転送速度です。転送速度が速ければ、撮影した静止画や動画を素早くSDカードに記録でき、SDカードに保存したデータをパソコンに転送する時間も短いです。

 注意してほしいのは撮影時に静止画や動画をSDカードに記録するスピードは「書き込み速度」を見てください。静止画の連続撮影では、この書き込み速度が速くないと、カメラのバッファがすぐにいっぱいになってしまい、連続での撮影しても途中で止まってしまいます。現在発売されているSDカードでしたら、最大書き込み速度が250MB/秒前後以上であればまず大丈夫でしょう。

 転送速度の表記が(上画像の「300MB/秒」表記)に当たるわけですが、ここで注意したいのが、「300MB/秒」は「最大読み取り速度」です。読み取り速度とは、SDカードからPCなどほかの機器へデータを移す際の転送速度です。カメラからSDカードへの書き込み速度ではありません。

 この「最大書き込み速度」がSDカード本体に表記されていないことが多いです。「最大書き込み速度」は通常「最大読み取り速度」より遅いです。連射撮影を行う人には特に注意してください。購入時にちゃんと確認してください。

高速な転送速度を実現する規格(UHS-IとUHS-II)

 SDカードの最大転送速度はバスインターフェイスと呼ばれる規格で決まります。バスインターフェイスには、策定された順に「ノーマルスピード」、「ハイスピード」、「UHS-I」、「UHS-II」がありますが、「ノーマルスピード」と「ハイスピード」は、現行のデジタルカメラで使うにはあまりに遅く実用的ではありませんので考えなくていいです。

・UHS-Iの理論的な最大転送速度は104MB/秒
・UHS-IIの理論的な最大転送速度は312MB/秒

まぁ理論値ではありますが。

 連射しても満足するこの速度を満たすにはUHS-II対応のSDカードとなりますが、連射性能を重視しなければ価格的にリーズナブルな「UHS-I」でもいいと思います。そこはあなたの撮影スタイルから判断してください。

 ただしUHS-II対応のSDカードを購入しても、お使いのデジカメがUHS-IIに対応していなければ下位互換ですのでUHS-IIでも使用できますが性能は発揮できません。見てわかるようにUHS-IよりUHS-IIのSDカードのほうが接点の数が多いです。詳しくは説明しませんがそういうことです。

 SDカードリーダーもUHS-II対応のものでないと、UHS-Iあるいはそれ以下に相当する速度で読み取りが行われるため、SDカードからパソコンへの転送時間は遅くなってしまいます。また、PC側のUSB端子もUSB 3.0(USB 3.2 Gen 1)以上でないとUHS-IIの速度で転送できません。パソコンについているのSDカードリーダーも確認が必要です。「UHS-IIのSDカード買ったのにちっとも速くなった気がしない」ということになってしまいます。

 最近のミラーレス一眼は動画性能も優れており、動画撮影もする人も多いと思います。その場合はSDスピードクラスに注意してください。

 スピードクラスとは、SDカードの最低限の書き込み速度(最低転送速度)を表示したもので、「スピードクラス」、「UHSスピードクラス」、「ビデオスピードクラス」の3種類があります。

 転送速度やバスインターフェイスが最大の転送速度だったのに対し、スピードマークは最低の転送速度を表示しているあたり、いかにも動画撮影向けです。転送速度は常に一定ではありませんので、いくら最大転送速度が速くても、途中で必要以下まで速度が落ちてしまっては、動画撮影が止まってしまいます。

 スピードクラスはクラス2、クラス4、クラス6、クラス10の4種類に分けられていて、最も速いクラス10の最低転送速度は10MB/秒。SD動画(スタンダードビデオ)やHD動画が問題なく撮影できる速さです。

 UHSスピードクラスはU1とU3の2種類で、U1の最低転送速度はクラス10と同じ10MB/秒、U3の最低転送速度は30MB/秒。U1はSD動画(スタンダードビデオ)やHD動画が、U3はフルHD動画が問題なく撮影できる速さです。

 ビデオスピードクラスには、V6、V10、V30、V60、V90といった種類があって、V6はクラス6と、V10はクラス10/U1と、V30はU3と同じです。V60の最低転送速度は60MB/秒で4K動画を、V90の最低転送速度は90MB/秒で8K動画を、問題なく撮影できる速さです。

 このようにスピードクラスがあるのは技術革新とともに新しい規格が必要になり出てきたからです。「スピードクラス」と「UHSスピードクラス」は、過去に定められた規格なので、最近のデジタルカメラで動画を撮影する場合は、「ビデオスピードクラス」を見てください。4K以上の動画撮影をするならV60以上を選ぶのが安心感がありお勧めです。

あなたに最も適したSDカードは?

それほど速い転送速度は必要ない撮影スタイルの方にお勧めのSDカード

 連写をしない人は、「SDXC」で、「UHS-I」でいいでしょう。転送速度(読み取り・書き込み速度)は最速である必要はありませんが、現行のデジタルカメラが高画素であることと、PCへの保存を考えると、最大読み取り速度が150MB/秒以上、SDスピードクラスは「V30」以上をお勧めします。容量は64GBで十分だと思います。

連写撮影を行う人は

「SDXC」、「UHS-II」で、連続撮影をするなら転送速度(読み取り・書き込み速度)が速いのSDカードを使ってください。最大読み取り速度が300MB/秒前後、最大書き込み速度が250MB/秒前後以上をお勧めします。容量は128GBあれば大丈夫だと思いますが、あなたのお使いの機種が高画素でしかもARW撮影もするなら256GBという選択もあります。

動画撮影を重視したいという人へ

 フルHD動画撮影を行うなら「V30」以上、4K動画撮影を行うなら「V60」以上、8K動画を行うのなら「V90」ということになりますが、今はフルHD動画撮影しかしないという人も予算が許すなら「V90」を購入しておきましょう。負荷の多い動画撮影ですので安全と安心、余裕です。またこの先4K動画や8K動画を撮影する機会があった場合もそのまま使えます。また動画撮影はデータも大きくなるので容量も256GBにしておきましょう。

私はサンディスクの海外パッケージ版を多く使っています。日本国内で普通に売られているものと同じですが、日本国内での保証がありませんが、今までサンディスクのSDカードを使用して保証してもらわなくてはならないようなSDカードに当たったことはありません。

 PCへのデータ転送は、信頼できるメーカーのカードリーダーを使うことを強くオススメします。その際は「UHS-II」対応で、「USB 3.0(USB 3.2 Gen 1)」以上対応のカードリーダーを選ぶことが大切です。

 どのめーかーのSDカードがいいかと問われれば有名メーカーのSDカードがおすすめです。多少安くて心惹かれて安い中華製を購入してデータがうまく書き込まれなかったりしたらせっかくの撮影が無駄になり取り返しがつきません。私はサンデイスクを使用しています。SDカードの開発メーカーの一社だからです。

SDカードにはSLCとTLCがある

 SDカードの書き込み方式にはひとつのセルにひとつの信号を記録するSLC(Single Level Cell)と、ひとつのセルに3つの信号を記録するTLC(Triple Level Cell)があります。MLCというのもありますが、SDカードではSLCとTLCが主流です。

・SLC:転送速度は速いが大容量化はやや難しく高価。耐久性が高い。
・TLC:大容量化が容易だが転送速度はやや遅く安価。耐久性は低い。

 耐久性については、SLCとTLCでかなりの違いがあり、SLCの書き換え上限が10,000回以上なのに対し、TLCは1,000~3,000回といわれています。なよほどハードな使い方をしない限りどちらでも問題はない気がします。 

 しかしSDカードの寿命は、ある日突然やってきます。2~3年で突然書き込みエラーが起こるかもしれません。ですので書込み方式がSLCのSDカードのほうがいい気もしますが、そのSDカードがSLCかTLCか表記されていることはない気がします。そこでSLCのSDカードを使用するためには信頼できるメーカーの最もハイスペック(高価)なのSDカードを購入するのがいいと思います。お勧めは共同開発メーカーである東芝、パナソニック、米サンディスク社。そのほかの大手有名メーカーでしょうか。中国製と韓国製は手を出さない方が無難です。

 SDカードに価格差があるのはSDカードの限らず理由があるのです。

MLCSLCTLC
通常はこれで十分
価格とても高い高い安い
書き換え寿命約30,000~100,000回約10,000回以上約1,000~3,000回
耐久性
長期保管
用途産業用
業務用
長期保管用
デジカメ
ビデオカメラ
ドライブレコーダー
パソコン・スマホ
デジカメ
ビデオカメラ
パソコン・スマホ
デジカメでの利用オーバースペックヘビーユーザー
動画撮影
ライトユーザー
静止画撮影

SDカードのデータ長期保存はNG

 SDカードはフラッシュメモリーの一種です。フラッシュメモリーは写真や動画を一時的に保存するには適しています。しかしながら長期保存には適していません。長期保存(5年以上)放置しておいたSDカードではデータがちゃんと保存されていない場合があります。

 撮影したデータはその都度パソコンに転送し複数にバックアップを取ってください。特に大事なデータはバックアップしておくことをお勧めします。

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